水回りのリフォームは3点セットにすると費用がお得!その理由とは?
水回りのリフォームはまとめてするほうがお得です。
業者もセット商品を売り出しており、まとめてリフォームを推奨しています。
では、実際どのくらいお得なのでしょうか?
今回は、水回りのリフォーム3点セットの費用相場や安く改築するポイントを紹介します。
目次
水回りのリフォーム3点セットとは?
水回りとは、浴室・トイレ・洗面所・キッチンの4点を指します。
どの設備も生活に欠かせず、水を使う場所なので水回りといわれています。
水回りの設備は経年と共に劣化していくので、定期的にリフォームが必要です。
水回り3点セットでは、上記の水回り設備から3つを選んで同時にリフォームを行います。
別々にリフォームするより費用を抑えられるほか、工期も短縮できやすく便利です。
水回りのリフォームを検討する場合は、3点セットをぜひ検討してみましょう。
なお、リフォームショップによっては、いろいろな3点セットをパック商品として販売しているところもあります。
水回りのリフォーム3点セットはなぜお得?
なぜ水回りのリフォームはまとめて行ったほうがお得なのでしょうか?
ここでは、水回りのリフォーム3点セットが個別のリフォームよりお得な理由を解説します。
現場管理費や人件費などを押さえられるため
家庭の水回りは配管がつながっているケースも多いです。
そのため、まとめて行ったほうが施工費用や人件費、工期を抑えられます。
工事の費用は1日あたりの人件費×工期+設備費用で計算します。
工期が短くなったほうがそれだけ費用を節約できるのです。
外壁塗装なども、壁と屋根を一緒に塗装したほうが費用を節約できますが、水回りも同様です。
特に、分譲マンションのように水回りが一か所にまとまっているところは、費用を抑えやすいでしょう。
同じメーカーの商品が使えるため
水回りをまとめてリフォームすると、同じメーカーの設備で統一が簡単です。
メーカーもバラバラに設備を買うより、まとめて買ってもらったほうが値引きをしやすい傾向にあります。
そのため、リフォーム工事のように設備の3~4点セットの販売を行っているのです。
一か所ずつ間を置いて工事するより、まとめて工事をしたほうが設備費も抑えられます。
3~4点セットを購入すれば設備のグレードも揃えられるでしょう。
セット商品のため、予算の目安も立てやすいです。
ただし、「一か所だけ設備を豪華にしたい」といった希望は通りにくくなるため、よく考えて決定してください。
水回りのリフォーム3点セットの費用相場はどのくらい?
ここでは、水回りのリフォーム3点セットにかかる費用相場を紹介します。
水回り3点セットは、値段に幅があります。
その理由も解説するので、製品選びの参考にしてください。
グレードに応じて費用が異なる
トイレ・浴槽・システムキッチン・洗面台などの設備はグレードがあります。
一般的に大きくて多機能な設備のほうが値段が高く、シンプルな設備に比べると数十万円の幅があるものも珍しくありません。
水回りリフォーム3点セットの場合、同じグレードの設備で統一してまとめて販売されるのが一般的です。
そのため、100万円未満のものから、200万円を超えるセットまで値段に幅があります。
基本的に3点セットで100万円未満のものは、必要最低限の機能がついたシンプルなセットです。
水回り設備でどのような機能がほしいか明確にしていれば、グレードも決めやすいでしょう。
工務店によっては複数の設備から、好みのものを3点セットにできるシステムのところもあります。
リフォームする場所によって費用は異なる
水回りリフォーム3点セットは、「トイレ・浴室・洗面所」「浴室・トイレ・キッチン」と組み合わせをある程度自由にできます。
水回りの設備は種類によって値段が異なります。
最も値段が高いのがシステムキッチンです。
次に浴室が高く、トイレと洗面台はほぼ同額か洗面台のほうがやや高い傾向にあります。
したがって、トイレ・浴室・洗面所の3点セットより、トイレ・浴室・キッチンのほうが値段は高いといえるでしょう。
予算に限りがある場合は、どこをリフォームするかも考えましょう。
水回り3点セットをできるだけ安くするコツは?
水回りリフォーム3点セットをできるだけ安くするコツを紹介します。
現在はリフォームに補助金を出す自治体も多いので、利用できる補助金はできるだけ利用してみましょう。
要介護者がいる場合介護保険を使える
要介護者がいる場合、介護に必要なリフォームをする際に介護保険を利用できます。
支給限度額は20万円の9割である18万円までで、工事前に申請して工事後に費用を受け取る形です。
以下のようなリフォームを行う場合に利用できます。
・トイレを和式から洋式にする
・お風呂や洗面所に手すりをつける
・要介護用のお風呂にする
ご家庭に要介護認定を受けた方がいる場合は利用してみましょう。
なお、支給限度額までは何度でも利用できます。
家族が要介護者になってしまい、家のリフォームが必要な場合は、まず要介護認定を受けてください。
長期優良住宅としてリフォームする
国が定める長期優良住宅へのリフォームを行う場合、補助金が出ます。
長期優良住宅の条件の一つに、「長期に使用するための構造及び設備を有していること」があります。
リフォームでその機能を設置すれば、長期優良住宅となるので検討してみましょう。
特に、自宅を子どもや孫に相続させるためにリフォームする場合は、長期優良住宅にしておくと、家を長く使えます。
まとめ
水回りリフォーム3点セットがお得な理由を解説しました。
トイレや洗面所などの水回りはほかの住宅設備に比べてどうしても経年劣化が激しくなりがちなので、定期的なリフォームが必要です。
同じリフォームなら、可能な限りまとめて行えるように検討してみましょう。
依頼方法によっては数万~10万円近く費用を抑えられます。