古い窓枠のリフォーム方法は?費用相場や利用できる補助金も解説
窓枠も古くなると隙間が生まれ、断熱性が下がり結露の原因となります。
古い窓枠をリフォームすれば、断熱性が上がり住みやすさもアップするでしょう。
この記事では、古い窓枠をリフォームする方法や費用相場、利用できる補助金を紹介します。
窓の建てつけが悪く隙間風が入る、結露がひどいといった窓に関する悩みを抱えている方は参考にしてください。
目次
古い窓枠をリフォームする方法を紹介
はじめに、古い窓枠をリフォームする方法を紹介します。
窓枠も経年によって劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
窓枠を変えるだけで、断熱性などが格段に向上するケースもあります。
窓枠を交換する方法
窓のサイズを変えずに同じ形の窓枠に交換するリフォームなら、1日程度でリフォームは完了します。
壁を壊して窓枠サイズを変更する必要もないので、リフォーム費用も10万円以内に収まるケースが大半です。
経年によって窓枠と壁の間に隙間ができたり、窓がしっかりと閉まらなくなったりした場合に有効な方法です。
近年は技術の進歩によりお手頃価格の窓枠でも、断熱性が高い製品が豊富に揃っています。
窓枠がゆるんでしっかり窓を閉めても隙間風が吹き込んでくる場合などに、この方法を検討しましょう。
窓を二重にする
窓を二重にすると、断熱性・防音性・防犯性が格段にアップします。
北海道など寒冷地は珍しくない二重窓ですが、近年は温暖な地域の家でも断熱性や防犯性を高めるため、二重窓を設置する家が増えています。
小さい子どものいるご家庭の場合、二重窓にすれば子どもの声などを気にせずにいられるようになるため、ストレスも軽減するでしょう。
二重窓へリフォームする費用は、8万円程度からです。
窓の大きさや使うガラスの種類などによって値段が変わります。
気になる場合には、複数見積もりを作ってもらうといいでしょう。
雨戸などをつける
雨戸は窓を雨風から守り、プライバシーを保てる住宅設備です。
近年、大型化する台風から窓を守る設備としても需要が高まっています。
雨戸は、後付けも可能です。
技術の進歩によって、軽くて使いやすい製品も増えました。
設置できる場所もさまざまなので、今まで雨戸を設置できなかった場所にも設置できるケースもあり得ます。
窓枠リフォーム時に雨戸を設置すれば、防犯性が高まり台風などからも窓を守れるでしょう。
窓ガラスを交換して防犯性を高める
近年は窓ガラスの種類も豊富になり、防音性・断熱性・防犯性の高い製品も増えました。
大きな窓がある家は開放感があって日当たりもよくなるメリットがある一方、防犯性に不安が残ります。
窓の種類によっては断熱性も下がるかもしれません。
窓ガラスを交換すれば断熱性や防犯性はもちろん、防音性も高められます。
防音室ほどではないですが、子どもの声くらいならば十分に抑えられるでしょう。
また、大きな幹線道路に面している家などは、周囲の騒音もカット可能です。
古い窓枠のリフォーム費用の相場
ここでは、古い窓枠のリフォーム費用相場を紹介します。
窓のリフォームは窓の大きさやリフォームの種類によって決まります。
なお、ここでご紹介するのはあくまでも相場なので、正確な費用は見積もりを出してもらいましょう。
20万~40万円が相場
窓のサッシ交換、窓ガラスの交換、窓の増設といったすべてのリフォームの平均は、20万~40万です。
しかし、リフォームの種類によっては、サッシの交換のように10万円以下で行なえるリフォームもあります。
壁に手を加えるリフォームは費用が高くなる傾向にあります。
できるだけ費用を抑えたい場合は、壁に手を加えないリフォームを選択しましょう。
家に窓は複数あるものです。
一度に家中の窓をリフォームする場合は、どうしても費用は高くなるため気をつけてください。
大きな窓や特殊な形の窓は費用が高くなる
大きな窓のほか、特殊な形の窓はリフォーム費用が高くなる傾向です。
家によっては、特注の窓をつけているところもあります。
これから家を建てる方の中には、個性的な窓を設置したいと考えている方もいるかもしれません。
しかし、特殊な形の窓や大きな窓はリフォーム費用もかかると覚えておきましょう。
家全部の窓が特注となると、リフォーム費用もかなり高くなります。
古い窓枠のリフォームの際に使える補助金
2023年6月現在、環境省が先進的窓リノベ事業を実施しています。
これは、既存の窓を先進的な断熱性の高い窓に交換すると補助金が出る制度です。
先進的な断熱性の高い窓を設置すれば家そのものの断熱性が高まり、光熱費も抑えられます。
「補助金が出るからリフォームしよう」
そう思う方もいるでしょう。
ぜひ制度を利用したリフォームを検討してください。
また、自治体でも独自のリフォーム補助金を出しているところもあります。
断熱性の高い窓にリフォームしたい場合は、自治体のホームページでも補助金の有無を確認してみましょう。
まとめ
窓のリフォームは大がかりなリフォームになるといったイメージがあります。
しかし、実際のところ同じサイズの窓ならば、サッシごと交換しても少ない費用で済みます。
隙間風や窓を開閉する際のガタツキなどに悩んでいる方は、リフォームを検討してみましょう。