壁を壊して部屋をつなげる方法!使いやすい部屋にリフォームしよう
子どもがいるうちは、個室が欲しいといった要望に応えるために部屋数も多くなります。
しかし、子どもが独立すると個室がいらなくなり、部屋の壁を壊してリビングを広くするリフォームを検討されている方もいるかもしれません。
壁を壊すリフォームは部屋を広げる方法として多く行われています。
本記事では実際に広げたい部屋同士の壁を壊せるのか、DIYはできるのかなどリフォームに関するポイントを詳しく解説します。
部屋を広げるリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
壁を壊して部屋をつなげるリフォームは簡単にできる?
壁を壊して部屋をつなげるのは、難しいリフォームではありません。
要は壁を抜けばいいので、壁を壊すだけであればDIYでも簡単にできてしまいます。
最低限のリフォームで済ませる場合は数日で完了します。
しかし、家の中のすべての壁が壊せるわけではありません。
重要なのは、壁の見極めです。
ここで判断を誤ると、取り返しがつかなくなってしまいます。
壁を壊して部屋をつなげる|基本となるリフォーム手順
リフォーム自体が難しくないのであれば、やってみようと思う方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、基本となるリフォーム手順を確認していきます。
①壁のチェック
壁には「壊せる壁」「壊せない壁」があるのをご存じですか?
もし、壊してはいけない家を支える重要な壁を壊してしまった場合、強度を低下させたり部屋の壁が崩れたりする可能性があります。
専門業者であれば図面をチェックし実際の壁を見れば判断ができますが、素人で判断できない場合には専門業者にリフォームを依頼するのが安心です。
壊したい壁によっては、リフォームができない可能性もあるので、事前にリフォームが可能か確認しておきましょう。
②棚などの撤去
リフォームの際に、はじめから壁をそのまま壊すと段取りが上手くいかない可能性があります。
壁に棚などがついている場合は、まずその撤去を行うとあとの作業がスムーズになります。
余計なものは事前に撤去すれば、作業効率も上がるため事前に撤去しておきましょう。
③壁を壊す
壁をスッキリとした状態にしたら、次に壁を壊します。
柱に注意をしながら、バールなどで叩いて外側の壁をはがしていきましょう。
バールを使用すると壁についている廻縁、小さい釘などがバール1本で外せるので効率もよいです。
そのあと電動マルノコなどで壁を切り離し、コンセントなどはネジ回しで取り外していきます。
室内作業ではありますが、音やホコリが立つので、事前に隣家へ工事のお知らせをしておきましょう。
④天井や壁に新しい壁紙を貼る
壁を完全に撤去したら、次に天井や壁に新しい壁紙を貼っていきます。
石膏ボードがむき出しの状態よりも壁紙を貼ったほうが見た目もよく、壁の長持ちにもつながります。
新しい壁紙を貼り完了となりますが、部屋同士の壁紙の違いが気になる方は、部屋全体の壁紙も統一するとよいでしょう。
壁を壊して部屋をつなげるには壁のチェックが必要
リフォーム施工の際に見極めが必要となる「壊せる壁」「壊せない壁」には、どのような違いや特徴があるのでしょうか?
もしも誤って壊してはいけない壁を壊した場合、どうなるのかも併せて紹介します。
壊しても問題ない壁とは
「どの壁もある程度の強度があれば壊しても問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、壊しても問題がない壁にはどのような条件があるのでしょうか。
・壁厚が薄い
・コンクリート造りではない
・部屋の四方に柱がある
壁厚が薄い壁は間仕切り壁と考えて問題はないでしょう。
このような壁は、取り壊し可能だと判断できます。
マンションなどはコンクリートの壁が多いですが、マンションの構造体になっている可能性が高いので壊せません。
コンクリートの壁は叩いてみるとコツコツとコンクリートを叩く感覚がわかるので、叩いて判断しましょう。
壊すには不向きな壁とは
壊せない壁は、壊せる壁の条件を持ち合わせていない壁ですが、それ以外にもチェックするべき点がいくつかあります。
・壁厚が150mm以上
・筋違いがが入っている壁
・壁自体に耐震性能がある
壁の厚みが150mm以上ある場合は、躯体と呼ばれる構造体になっている可能性が高いです。
マンションの場合は150mm以上の壁は躯体と判断し、違う場所の壁が壊せないか探す必要があります。
戸建ての場合には筋違いが入っている壁(四角に組んだ柱や建材に対しX字に渡す補強材)も取り壊しはできません。
壁自体に耐震性がある場合には、耐震性能を低下させる可能性があるので壁の取り壊しはやめましょう。
壁を壊して部屋をつなげるDIYは可能?
壊せる壁を理解しておけば、部屋をつなげるDIYは不可能ではありません。
ただし、壁の判断を間違えてしまうと大変になるので、判断できるか不安な方にはあまりおすすめはしません。
ある程度の知識を持ち、壊せる壁が判断ができる場合にDIYを行いましょう。
壁を壊して部屋をつなげる場合は専門業者に依頼しよう
部屋の作りによっては、壁以外にも柱を取り払わなければならない場合もあり、その判断には知識が必要です。
また、壁を壊すだけならばDIYでできるだろうと思っていても、構造体に傷をつける可能性もあります。
このように、判断が難しい・壊してはいけない壁に傷をつけてしまったなどの場合、専門業者に途中から修復も含めてお願いすると費用も高額になりかねません。
DIYの場合、業者のような仕上がりとはいきませんので、キレイに仕上げたい場合などは専門業者の方がよいでしょう。
長い目で見れば、結果的に費用も安く上がります。
まとめ
壁を壊して部屋をつなげるリフォームをする際のポイントをご紹介しました。
部屋をつなげるためには、壊しても大丈夫な壁か見極めが大切です。
自信がない場合は、専門業者に依頼するのが安心でしょう。
株式会社LSPは、住宅リフォームに関する実績・知識に自信を持っています。
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