部屋増築の費用を解説!申請・オプション工事にかかる費用も紹介
「部屋を増築したいけど、どのくらいの費用がかかるかわからない……」
「部屋の増築時にかかる手続きの費用はいくらくらい?」
上記の悩み・疑問を抱え、なかなか部屋の増築に踏み切れず困っている方は、今回の記事をぜひお読みください。
この記事では6畳間を例に取り上げ、増築時にかかる諸費用を解説しています。
記事を読めば増築そのものにかかる費用はもちろん、手続きやオプション設置にかかる費用もわかるでしょう。
増築についての悩みを抱える方は、必見の内容です。
目次
6畳間の部屋増築にかかる費用相場
一口に6畳間といっても、増築する場所や増築の方法によって費用が変わってきます。
ここでは、以下の5つの方法の費用相場を解説します。
1.1階に増築するケース
2.2階に増築するケース
3.離れを増築するケース
4.プレハブ増築をするケース
5.ユニットハウスを設置するケース
1階に増築|既存壁の解体などにお金がかかる
1階に部屋を増築する場合にかかる費用相場は、220~320万前後です。
既存の建物に増築する場合、壁を壊す費用や床などを補強する費用が5~10万円ほど、部屋の建築費用にプラスされます。
したがって、敷地の空き部分に離れのような形で部屋を増築するより、高くつくケースもあるでしょう。
なお、この金額はあくまでも目安です。
建物の形や地盤の強さなどによって前後する場合もあります。
2階に増築|屋根解体や骨組み補強にお金がかかる
2階に部屋を増築する場合の費用相場は、400~1,000万円程度です。
1階に増築するより費用がかかるのは、1階部分の補強工事が必須になるため大規模な工事になりやすいためです。
特に、平屋の場合は最初から2階があった家より駆体の保管をしっかりと行わなくてはなりません。
屋根を壊す費用もかかってきます。
また、既存の家に増築した場合は外壁の統一化が必要です。
2階の外壁工事は1階に比べると足場代などの費用が余計にかかる場合もあります。
離れを増築|木造工法で建築する場合は費用がかかりやすい
家の敷地に余裕がある場合、離れを増築するケースもあります。
自分好みの部屋を作りたい場合は木造工法が最適ですが、この場合にかかる費用は200~300万円です。
オーダーメイドに近い造りになるので、日数もかかります。
その反面、必要な設備を希望通りの場所に取り付けられます。
例えば離れを作る明確な目的がある場合は、木造工法のほうが満足いく仕上がりになるでしょう。
プレハブを増築|現場で組立てするのみで部屋が完成
プレハブは、すでに規格が決まっているので、工事現場で組立てるだけで完成します。
費用も150~200万と安価です。
できるだけ安く敷地内に増築したい場合は、プレハブ建築がイチオシといえるでしょう。
その一方でプレハブ建築は自由度が低く、自分の希望する設備が設置できない場合もあるでしょう。
また、形状もある程度決まってきます。
プレハブ建築の増築はどのような形、広さ、設備設置が可能なのかあらかじめ調べておくのも大切です。
ユニットハウスを設置|費用は安いが運ぶためのルートが限られる
ユニットハウスとは、すでに組立てられた部屋を運んでくる形で増築します。
コンテナを運んで設置するような感じといえば、イメージしやすいでしょう。
費用も100万円以内ですみます。
しかし、ユニットハウスを敷地内へスムーズに運ぶには、4トントラックが入れる幅4m以上の道路に接しているのが条件です。
住宅密集地など、家が建っている環境によってはユニットハウスが敷地内に運び込めない場合もあるでしょう。
ユニットハウスを使って増築したい場合は、まず敷地内にスムーズに物件が運び込めるかどうか、業者と相談してください。
部屋の増築をするとかかる費用の詳細を解説
ここでは、部屋の増築をするとかかる費用の詳細を以下の3つにわけて解説します。
1.確認申請にかかる費用
2.増築登記にかかる費用
3.固定資産税追加にかかる費用
どれにどのくらいの費用がかかるのか、参考にしてください。
確認申請|住宅のプロに申請を依頼する費用
建物を建てる場合、建築基準法に沿っているかどうか、正式な認可を受けた方が監督をして工事をするのかなど、確認申請を行う必要があります。
確認申請を行わないまま工事を行うと「違法建築」となりますので気をつけましょう。
確認申請自体は2~3万で行えますが、書類を作成するには専門知識が必要なので、工事を依頼する業者に代行依頼をするのが一般的です。
代行費用は12~13万円前後が目安です。
増築登記|専門家に登記を依頼する費用
土地や建物は、法務局に「登記」されており持ち主が変わった場合や新たに建物を建てた場合、さらに取り壊した場合にも登記が必要です。
増築の場合は「増築登記」を行いますが、これを土地顔調査士に代行してもらうと7万~10万円程度の代行費用がかかります。
しかし、登記自体は自分で行えますので時間があったら自分で行いましょう。
切手代などは必要ですが、登記自体は無料で行えます。
固定資産税|自治体の調査で決定される増税額の支払い
増築を行った場合、延べ床面積が増えるので固定資産税も増額されます。
固定資産税は、3年に1度自治体が調査した「固定資産税評価額」に基づいて計算されます。
目安としては、工事費の40%×1.7%前後です。
部屋の増築時にかかるオプション工事費用
部屋を増築した際、内部に設備を設置したいケースもあるでしょう。
設備設置のオプション工事費用は以下のとおりです。
備名 | 設置費用相場 |
クローゼット | 10~25万 |
床暖房(床材込み) | 30~45万円 |
キッチン | 60~100万 |
トイレ | 50~100万 |
シャワーユニット設置 | 30~50万 |
ユニットバス・洗面台設置 | 90~120万 |
なお、水まわりを増設する場合は上下水道工事も必要です。
1階や2階部分に増築する場合は、すでに家に引いてある上水道・下水道を延長したり分岐させたりすればいいのですが、敷地内に増築する場合は地面を掘って上下水道を設置しなければならず、費用が高額になる場合もあるでしょう。
まとめ
子ども部屋や仕事部屋などいろいろな用途に使うために部屋を増築するケースはたくさんあります。
建築方法や建築場所によって費用が変わってくるので、予算を鑑みて最適な方法を選択しましょう。
株式会社LSPでは、さまざまな方法で部屋の増築工事を承っています。
部屋の増築工事を依頼する業者をお探しの方は、ぜひご相談ください。