ベランダを部屋に増築する際に必要な費用とは?注意点も併せてご紹介
自宅を選ぶ際にベランダを重視していたけど、実際に生活してみるとあまり使わなかった方はいませんか?
ベランダをあまり使っておらず、部屋数を増やしたいと思っているのであれば、ベランダに部屋の増築を検討してはいかがでしょうか。
今まであまり使っていなかったスペースを、使えるようになれば子どもの部屋にしたり、在宅ワークのための部屋にしたりと選択肢が増えます。
本記事では、ベランダを部屋へ増築するときの注意点、費用を紹介します。
ベランダの使い方に困っている方、部屋数を増やしたいと思っている方必見です。
目次
ベランダを部屋に増築するタイミングとは?
ベランダを部屋に増築するのは、どういったタイミングでしょうか?
主に、以下のタイミングでベランダを部屋に増築する方が多いようです。
● 使用していないベランダがある
● 子ども部屋が欲しい
● リモートワーク用の書斎が欲しい
● 物干し部屋が欲しい
特に、最近はリモートワークが導入されたため、家を購入した際には考えもしなかった書斎の必要性を感じている方も多いでしょう。
そんな時に使っていないベランダがあれば、部屋を増築して部屋を作ってみてもいいかもしれません。
また、ベランダでは雨が降ると洗濯物が干せません。
しかし、ベランダを部屋に増築して屋根のある物干しスペースを確保すれば、天気を気にせず洗濯物が干せるようになります。
ベランダを部屋に増築する際には以下の点を決めておきましょう。
● なぜ部屋がほしいのか
● その部屋をどのように使おうと思っているか
● どういった目的があるのか
部屋をどのように使うのかによって、部屋のデザインなどが変わるため、ある程度目的は決めておいてください。
ベランダを部屋にする際に必要な費用とは?
ベランダを部屋に増築する際にかかる費用は、しっかりとした部屋を作るのかサンルーフのような簡易的な部屋を作るのかで変わります。
増築をする際には、一度業者にベランダの広さなどを加味した費用を出してもらってください。
一つの目安としてサンルーフを増築する場合と部屋を増築する場合の金額を紹介します。
● サンルーフ:50~120万円
● 部屋(書斎):2畳程度50~70万円
● 部屋(寝室):3畳程度70~120万円・6畳程度130~180万円
● 部屋(子ども部屋):6畳程度120~170万円
サンルーフに関してはアクリル板でベランダを覆う形にするのが最も一般的です。
サンルーフを物干し部屋やペットを遊ばせるための部屋にするには問題ありません。
しかし、日常を過ごす部屋として使用するのであれば、夏など日射しが強ければ蒸し風呂のようになる可能性があります。
サンルーフを部屋として使用するのは難しいでしょう。
部屋の方が比較的安くなるのは、床・壁・天井などを延長する工事がのみ行われるためです。
それだけではなく、部屋を増築する場合、部屋を作るだけではなくエアコンなどの設備も必要となります。
上記の費用はあくまで、部屋を作るだけの費用なので、実際にはこれ以上に費用がかかると想定しておいてください。
ベランダを部屋にする際の注意点
まずは、ベランダを部屋に増築する際の注意点を紹介します。
一度ベランダを部屋にしてしまうと、元に戻せない場合が多いです。
増築する前には、本当に後悔はないのかなどこれから紹介する注意点を確認しつつ検討してください。
建築基準法違反になる可能性
住宅では、ベランダは部屋ではなく設備として扱われています。
ベランダを部屋に増築すると、設備から部屋に変わります。
そのため、増築をすると建ぺい率や容積率を超えてしまうかもしれません。
建ぺい率や容積率を超えた場合、すぐに罰則などがあるわけではありません。
しかし、建て替えや売却する際などに制限があったり、売りにくくなったりする場合があります。
建ぺい率や容積率は自治体によって変わります。
施工をお願いする業者の方と相談しつつ進めるようにしてください。
マンションでの増築はできない場合が多い
賃貸であれば、増築できないと知っている方も多いでしょう。
ただ、購入したマンションであっても必ず増築できるわけではありません。
購入したマンションでもベランダは共有部分のため、増築やリフォームは禁止としている場合が多いです。
ただ、管理会社などによって違うため、どのような増築をしたいのかなどを含め相談をしてみましょう。
工事は大規模になる場合が多い
賃貸であれば、増築できないと知っている方も多いでしょう。
ただ、購入したマンションであっても必ず増築できるわけではありません。
購入したマンションでもベランダは共有部分のため、増築やリフォームは禁止としている場合が多いです。
ただ、管理会社などによって違うため、どのような増築をしたいのかなどを含め相談をしてみましょう。
まとめ
使っていないベランダがある、部屋数を増やしたいなどの悩みがあるのであればぜひ増築を検討してください。
建築基準法やマンションの規則などさまざまなハードルもあります。
自治体によって規則が変わったり、家の状態だったりなど素人ではなかなか判断できません。
迷っているのであれば、一度、業者の方に相談してみるといいでしょう。
部屋を増築する際には、増築した部屋では何をするのか、なぜ部屋が必要なのかを決めてから相談をすると、よりスムーズに話が進められます。
当社でも部屋を増築したいお客様からのご依頼をいただくことがあります。
まずはお気軽にご相談ください。