塗り壁の外壁の汚れの原因は?掃除の仕方や汚れ防止の方法をチェック
最近では家の外壁にサイディングを選択する方が増えていますが、モルタル壁などの塗り壁を好む方も少なくありません。
塗り壁は独特な雰囲気があり、モルタル壁なら丈夫さも大きなメリットとなります。
このコラムでは、塗り壁の外壁が汚れる原因について詳しく解説します。
汚れた外壁の掃除の仕方や、汚れを防ぐ方法なども紹介しているので、いつまでもマイホームの外観を美しく保ちたい方は、じっくり読んで参考にしてください。
目次
塗り壁の外壁が汚れる3つの原因
外壁が汚れる原因はいろいろありますが、以下に塗り壁に汚れが発生する主な原因を3つ記載します。
汚れの原因によって掃除の仕方も異なるので、まずはどうして外壁が汚くなっているかを明確にしましょう。
1.雨だれ
サッシ窓の下や換気フードなどの出っ張りから長く垂れ下がっている黒い汚れは、雨だれが原因である可能性が高いです。
雨だけで黒くなるわけではなく、外壁に付着していたホコリなどが、雨水で流されて黒い跡として残ってしまうことはよくあります。
雨だれがする部分は常に変わらないため、時間が経つとどんどん汚れが目立ってしまいます。
掃除するのが遅くなるほど汚れを落としにくくなるので、雨だれを発見したら早めに対処することをおすすめします。
2.排気ガス
外壁に付着した灰色や茶色の汚れは、ホコリの他にも排気ガスが原因である可能性が高いです。
特に車通りの多い道路沿いに建っている家には、排気ガスが付着しやすくなっています。
雨だれ同様に、排気ガスも時間が経つと汚れを落としにくくなるため、できるだけ早めに対処しましょう。
放置しておくと、色がどんどん濃くなってしまいます。
3.カビ
外壁が黄色や緑色になっているなら、カビが生えている可能性が高いです。
カビ以外にも、コケや藻が生えているかもしれません。
お庭で家庭菜園をしているご家庭や、草木などが多い場合は、カビやコケや藻が生えやすい環境にあります。
壁中にコケなどが生えてしまうと除去することが難しくなるので、こちらも早めに対処してください。
筆者の友人のお宅では、コケと藻を長年放置したせいで、2階部分まで白い塗り壁が緑色になってしまい、除去するために専門業者を呼んで高額な費用がかかってしまいました。
思っていたよりも見積金額が高かったので、複数社から見積りを取ったそうですが、それでも希望額よりも倍以上の費用負担を強いられたそうです。
塗り壁の外壁に適した掃除の仕方
塗り壁の外壁の汚れを自力で落とすには、外壁用の洗剤と柔らかめのスポンジやブラシを用意しましょう。
高い部分を掃除するには高所用のブラシも必要で、水で洗い流すためには水道とホースも用意しなければいけません。
塗り壁用の洗剤は通販やホームセンターで入手することができるので、汚れの原因に合わせた商品を選択してください。
スポンジは、台所用を代用することもできますが、その場合は柔らかい面を使用しましょう。
掃除の仕方はいたって簡単で、ホースで外壁に水をかけて軽く汚れを流したら、洗剤を付けたスポンジやブラシで汚れをピンポイントに擦り落とせば良いだけです。
汚れを落としたら、最後にもう一度ホースで全体に水をかけて流せば作業は完了です。
塗り壁の外壁を掃除するときの4つの注意点
塗り壁の外壁を掃除する方法は簡単ですが、以下の4つの点に注意して作業を行いましょう。
1.強く壁を擦らない
塗り壁を強く擦り過ぎると、傷が付いたり塗装面を剥がしたりする原因になるため、優しく拭くようにすることを心掛けてください。
2.水垂れに注意しながら作業する
外壁汚れを掃除するときには、高所からの水垂が頻繁に起きるため、目に水が入らないように注意しながら作業を行いましょう。
洗剤が目に入った場合は、すぐに病院を受診してください。
3.掃除の際はゴム手袋を着用する
洗剤を使用するときには、必ずゴム手袋を着用してください。
洗剤によっては、手に付くと手荒れなどを起こすものもあります。
4.高圧洗浄機は使用しない
外壁の汚れを落とすには高圧洗浄機が良いと思っている方も大勢いるでしょうが、塗り壁に使用すると汚れだけでなく塗装も一緒に落としてしまう可能性も高いため、使用は避けてください。
塗装は外壁の表面を保護する役割も担っているため、それが剥がれてしまうと外壁が掃除前よりも汚れやすくなってしまいます。
塗り壁の外壁の汚れを防止する3つの方法
以下に、塗り壁の外壁の汚れを防止する主な方法を3つ紹介します。
1.汚れが目立ちにくい色の塗料を選択する
外壁の汚れを直接防止できるわけではありませんが、ベージュやグレーなどの色を選択することで、汚れを目立たなくすることができます。
真っ白や濃過ぎる色は汚れが目立つので注意しましょう。
2.低汚染塗料を使用する
塗り壁に使用する塗料に、低汚染塗料剤を使用することで、外壁に汚れを付着しにくくすることができます。
最近ではその他にも、汚れを防止してくれる高性能な塗料が各メーカーから発売されているので、新築や塗り替えの際に積極的に選ぶことを推奨します。
3.こまめに塗装を行う
塗り壁も外壁の汚れを防止するには、こまめに塗装の塗り替えを行うことをおすすめします。
塗料によって耐久年数が異なり、一般的には10年を目安に塗り替えを行えば良いとされていますが、家が建っている環境によってはそれよりも塗り替え時期が早まることもあります。
株式会社LSPは外壁の塗装も手掛けています。
無料で見積りや点検も行っているので、外壁の汚れ、塗装でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。