お役立ちコラム

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コンクリートの塗装はどうすれば良いの?求められる機能などを解説!

「コンクリートの外壁にも塗装は必要なの?」「最近自宅のコンクリート壁の汚れが目立ってきたけど大丈夫なの?」などの疑問や不安を抱えている方も少なくないでしょう。

自宅の外壁にコンクリートをチョイスした方のために、本記事ではコンクリート用塗料の種類や特徴、求められる機能などを詳しく解説します。
コンクリートの外壁に塗装が必要な理由や、塗り替えが必要になる目安なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

コンクリートの塗装はどうすれば良いの?求められる機能などを解説!

コンクリート用塗料に求められる3つの機能

セメントに砂と水を混ぜたものが「モルタル」で、これに砂利を加えたものが「コンクリート」です。
道路などにも使用されているコンクリートは、これらをしっかり硬化した固体で、頑丈で防音性に優れていて耐火性が高いなどのメリットを持ちます。

一方で、コンクリートには結露やひび割れが発生しやすいなどのデメリットもあるため、それらの欠点をカバーするためにも、住宅の外壁などに使用する場合は塗装を施す必要があります。

以下に、コンクリートの外壁に求められる3つの機能を記載します。

防水性

コンクリートには雨に強くないという特徴もあるため、使用する塗装には防水性が求められます。
四六時中雨風に晒されている外壁は劣化スピードが速く、表面がボロボロになってひび割れが発生すると、雨漏りのリスクが高くなります。

透湿性

コンクリート用塗料には、高い透湿性も求められます。
透湿性の高い塗料を選択すれば、コンクリート内部の湿気を抜く役割を果たし、塗膜が膨らむのを抑えてくれます。

耐候性

耐候性の高い塗料を選ぶことにより、コンクリート壁の劣化や変質を防ぐことができます。
耐候性の高い塗料を使用することにより、外壁を長持ちさせることを可能にしてくれます。

コンクリート用塗料の種類

前項で紹介した機能を持ち合わせたコンクリートの外壁に適した塗料は、「撥水剤」「カラークリア塗料」「弾性塗料」などとなります。
以下に各塗料の特徴を記載するので、参考にしてください。

撥水剤

撥水剤は、その字の通りに水を弾く力に優れ、防水性が高いため、外壁からの雨水の侵入を防止できる効果の高い塗料です。
水を弾きやすいことから汚れが付きにくく、水で流すだけで美観を保てるメリットも持ち合わせています。

ただし、塗膜の寿命は他の塗料と比べると長くはないため、どうしても塗り替えのスパンも短くなってしまいます。
また、無色透明であることから、下地補修を隠蔽できない点もデメリットとして挙げられます。

カラークリア塗料

カラークリア塗装をコンクリート壁に用いることにより、コンクリートの表面に保護層を設けることができ、外壁を長持ちさせることを可能にします。

さらに、撥水剤と違って下地を目立ちにくくすることができる点も大きなメリットです。
一方で、施工面ではクリアの工程が増えることなどから、塗装費用が割高になってしまいます。

弾性塗料

弾性塗料には伸縮性効果が期待できる硬化剤が配合されていることから、コンクリート外壁のひび割れ防止に効果的な塗料です。
加えて、雨漏りの予防にも高い効果を発揮します。

デメリットとしては、撥水剤やクリア塗装などとは異なり、色が付いた塗料で塗りつぶすことになってしまうことから、コンクリートの風合いを損なってしまうことが挙げられます。

コンクリート用塗料選びの注意点

コンクリートの塗装に適した塗料を紹介しましたが、外壁にコンクリートを選択した方の多くは、独特な雰囲気を気に入ったからだと思います。
そのため、コンクリートの風合いを損なう恐れがある弾性塗料を選ぶときには、そのことをしっかり把握しておかなくてはいけません。

また、クリア塗装をする場合も、コンクリートの雰囲気を大事にするには、艶なしもしくは艶を抑えた塗料を選択することを推奨します。
無色だからといって艶がで過ぎてしまうと、「こんなはずじゃなかった」ということにもなりかねません。

コンクリートの外壁に適した塗料にはいろいろな種類があって、安価なものから高額なものまで揃っていますが、価格だけで選択することにも注意が必要です。
定価が安い商品にはそれなりの理由があって、耐久性などの品質が劣る可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

撥水剤はメンテナンスの頻度が高くなるなど、塗料の性能を把握したうえで選択する場合は問題ありませんが、そうでないならどうして安価なのかを追求しましょう。
もちろん、高額なら高性能ということではないので、使用する塗料の最低限の情報は入手するようにしてください。

コンクリートの塗装が必要になる目安

コンクリートに限らず、どのような外壁にも定期的な塗り替え工事が必要です。
汚れが目立ってきたら塗り替えの時期だと容易に判断できますが、見た目が良くても外壁に細かい傷やひび割れを発見したら、再塗装が必要なことを疑い専門業者に診てもらうことをおすすめします。

コンクリート壁の場合は、独特な剥落を起こすこともありますし、表面にカビやコケや藻が発生している場合も塗り替えの目安です。

株式会社LSPはコンクリート壁の塗装も外壁診断も行っているので、塗装でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。

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