お役立ちコラム

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二重窓にデメリットはあるの?二重窓の特徴と他の窓との違いを解説

LSPの原野です!コラムも今回で11回目の投稿となります。
今回のコラムでは一枚の窓と比べて結露防止や省エネにもなる「二重窓」について、記載していきます。
本コラムがリフォームを検討する皆さまに役立てていただければと幸いです。

近年、窓の内側にもう1つ窓を設ける「二重窓」を検討する家庭が増えています。
この二重窓とは、どのような特徴を持つ窓なのでしょうか。
今回は、二重窓にするメリットやデメリットも含め解説していきます。

二重窓にデメリットはあるの?二重窓の特徴と他の窓との違いを解説

二重窓と複層ガラスの違い

二重窓というと、2枚以上のガラスが1枚の窓に仕立てられているものと思う方がいるかもしれません。
しかし、この窓のことは「複層ガラス窓」といいます。
多くのケースでは2枚のガラスの間に空気や窒素ガスなどを充填したものです。
ガラスとガラスの間に空気などの層ができることで断熱効果を持たせています。
複層ガラス窓はあくまでも窓自体は1枚なので、サッシ枠が1つとなります。
複層ガラスというのはあくまでも窓に使われるガラスの種類なのです。

二重窓というのはその名前の通り窓が二重になっているものです。
外窓と内窓の2枚の窓が設置されるため、サッシ枠も2つ設置されます。

二重窓に使われる窓ガラスの種類

先ほど、複層ガラスは窓に使われるガラスの種類であることを説明しました。
二重窓を設置するときにも、外窓と内窓のどちらか1つ、もしくは両方の複層ガラスを使うことがあります。
また、複層ガラス以外のガラスを使うこともあります。
複層ガラス以外にはどのようなガラスが使われるのでしょうか。
代表的な3種類の窓ガラスをご紹介します。

防音合わせガラス

ガラスとガラスの間に、防音フィルムを挟み込んで作られるのが防音合わせガラスです。
複層ガラスのように、ガラスとガラスの間に空気の層はありませんので、断熱効果はあまり期待できません。
ですが、音を遮る効果があるため、大きな道路沿いの住宅では大きな効果が期待できます。
また、ピアノなどの楽器の演奏など大きな音を出すことが想定される部屋の窓ガラスとして使うことがあります。

遮熱高断熱複層ガラス

紫外線や日遮熱を遮断する効果を持つガラスを使った複層ガラスです。
日差しから室内を守る効果が期待できる窓ガラスといえるでしょう。
日焼けによる色あせや日差しによって室温が上がるのを防ぐ効果も期待できます。

高断熱複層ガラス

一般的な複層ガラスよりもより高い断熱性能を持つのが、高断熱複層ガラスです。
空気よりも熱が通りにくいアルゴンガスをガラスとガラスの間に充填することで、高い断熱性が得られます。
高断熱住宅などで使われることが多くあります。

二重窓の特徴とメリット・デメリット

二重窓は一般的な複層ガラスや防音合わせガラスなど、さまざまな効果を持つガラス窓を二重に設置したものです。
窓ガラスの組み合わせ方を変えることで、それぞれの住宅が抱える悩みの改善を目指せます。
例えば、外側に防音合わせガラスを設置し、内側に遮熱高断熱複層ガラスを設置すれば、家の外側からの騒音防止と日差しから室内が守られる効果が得られますよね。
1枚の窓ガラスだけでは難しい効果が、複数の窓ガラスを設置することで得られるのです。

高い断熱性

外窓と内窓の間に空気の層ができるため、断熱性が高まります。
どちらかの窓または両方に断熱性が高い窓ガラスを設置すると、より効果が高まります。

結露しにくい

窓ガラスの外側と内側の温度差が高まると結露が発生しやすくなります。
しかし、二重窓にすることで空気の層ができ温度差が緩和されるため、結露が起こりにくくなります。

防犯効果が高まる

外窓と内窓の両方にしっかりと施錠することで、防犯効果が高まります。
空き巣犯などは、できるだけ短時間で侵入できる住宅に狙いを定めますが、二重窓の住宅は侵入に時間がかかってしまいます。
このため防犯効果が高まるのです。

設置価格は高め

窓にサッシ枠を2つ設置することになるため、どうしても設置価格は高めになります。
また従来の1枚ガラスを使うことは少なく、複層ガラスな防音合わせガラスなどの機能性ガラスを使用することが一般的です。
これらの窓ガラス自体が1枚ガラスに比べると高いため、窓ガラス自体の費用が高いことも設置費用がかさむ原因となります。

掃除の手間がかかる

窓ガラスが2枚あるため、どうしても掃除の手間がかかります。
さらに内窓と外窓の間の掃除も必要になるため、倍以上の手間がかかることになります。
内窓の内側には結露が起こりにくい二重窓ですが、内窓と外窓の間には結露が起こる可能性があります。
この結露の掃除は、より手間がかかります。

2回開閉が必要

二重窓の効果を得るためには、どちらの窓もしっかりと閉め、施錠する必要があるでしょう。
窓の開閉作業を2回するため、手間と感じることがあるかもしれません。

設置できる窓に制限がある

リフォームで二重窓を設置しようとするときには、設置できる窓に制限があります。
内倒し窓や天窓、上げ下げ窓には設置できません。
また、新規に窓枠を設置するだけのスペースも必要です。

まとめ

二重窓は、断熱性が高く防犯効果もあります。
そのようなメリットがある反面デメリットもありますので、設置を検討するときには専門家に相談した方がよいでしょう。
ご自身の住宅に適した二重窓はどのような窓ガラスを組み合わせた方がよいのかなど、納得してリフォームしてみてください。

最後まで本コラムをお読みくださり、ありがとうございます。
LSPでは、今後も皆さまのお役に立てるコラムを掲載してまいります。

 

西城靖人

原野 利正 サイト管理者

 株式会社LSP、代表取締役社長。

 「お客様の人生を支えるパートナーでありたい」をコンセプトに、ガス  機器など住宅機器の販売・設置などを請け負う。

 会社の所在地は福岡県糸島市。

 

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