新しく家を建てたり、家を新しくしたりするときに意識すべきポイントの一つが外壁です。
外壁は家のデザイン・雰囲気を決める大きな要素になります。
中でも、外壁の壁材で人気を集めている素材がガルバリウム鋼材です。

ガルバリウム鋼材は現在注目を集める人気の外壁素材であるものの、
「ガルバリウム鋼材ってどんな素材？」
「特徴や、メリット・デメリットについて知りたい」
こう思われている方は少なくないでしょう。

今回は、人気の外壁素材であるガルバリウムについて紹介します。
外壁素材でお悩みの方に役立つでしょう。
 

外壁素材のガルバリウムの特徴

 

外壁素材に用いられるガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発された金属です。アルミニウムが55%、亜鉛が43.4%、シリコンが1.6%の割合で原料を溶解して作成されています。

ガルバリウム鋼板の外壁素材の特徴として、耐用年数が長い点や金属素材でありながらも錆に強い、耐震性が高いといった魅力があります。ガルバリウム鋼板には優れた特徴がいくつもあり、外壁素材として用いられているほかの素材と比較をしても優秀な建材です。

 

ガルバリウム外壁の3つのメリット

 

外壁素材として用いられるガルバリウム鋼材には、ほかの外壁素材と比較をしても優れた特徴がいくつもあります。

1.高い耐久性

まず1つめは、高い耐久性です。

外壁素材としてのガルバリウム鋼材の耐用年数は、20～30年と耐久性の高さが大きな特徴です。耐久性の高さを示す例として、多くの窯業系サイディングでは10年程度が塗り替えサイクルの目安とされています。対してガルバリウム鋼板の場合は、20年が塗装の目安とされており高い耐久性を供えています。

2.高い耐食性

2つめは、高い耐食性です。

外壁素材に用いられるガルバリウム鋼板は金属素材ですが、ほかの金属系素材よりも非常に錆びにくいのが特徴です。メーカーによっては、赤さび20年保証を設けている製品もあり高い耐食性がうかがえます。外壁に見える錆は見栄えも悪く美観を損なえるため、錆に強い点は外壁素材として重要なポイントです。

3.優れた耐震性

3つめは、優れた耐震性です。

外壁素材に用いられるガルバリウム鋼板は、標準厚が0.27mmと1mm厚に満たないため建物の耐震性向上につながります。建材は重ければ重いほど建物に対する負荷は強まり、地震による揺れも強くなってしまいます。

ガルバリウム鋼板の標準厚は0.27mm、これに対しモルタルの厚みは平均2cm～3cm、窯業系サイディングの場合は14mm～26mmです。比較すると圧倒的にガルバリウム鋼板の厚みが薄いため建物の重量の軽減に役立ち、結果として優れた耐震性につながります。

 

ガルバリウム外壁の3つのデメリット

 

外壁素材として優れた面を複数持ち、人気を集めているガルバリウム鋼材ですが、デメリットもあるため注意しましょう。

1.凹みやすさ

1つめは、凹みやすい点です。

外壁素材に用いられるガルバリウム鋼板は、薄さが特徴であるため衝撃に対する抵抗力が弱く凹みやすい性質を併せ持ちます。子どもが投げたボールが当たっただけでも凹んでしまう可能性があるため、小さなお子様がいる家庭などでは注意が必要です。

2.デザインのバリエーションの少なさ

2つめは、デザインのバリエーションの少なさです。

独特な雰囲気や、豊富なカラーバリエーションを持つガルバリウム鋼板ですが、施工が非常に困難でデザインの選択肢の少なさが難点です。建物の雰囲気を大きく左右するポイントの1つに外壁があります。外壁のデザインにはこだわりを持って豊富なバリエーションの中から自分好みのお気に入りのデザインを見つけて選びたいと考える方には、不向きな点です。しかし、スタイリッシュでシンプルな外壁を選びたいと考えている方にはおすすめできます。

3.断熱性の乏しさ

3つめは、断熱性の乏しさです。

ガルバリウム鋼板はほかの外壁素材と比較して薄い点が特徴です。薄く、かつ金属系素材ゆえに断熱性に乏しい点がデメリットといえます。

ただし、現在では断熱材を貼り付けた断熱材一体型のガルバリウム鋼板も広く出回っています。断熱材の貼り付けにより、断熱性だけでなく遮音性も補強されているでしょう。

 

ガルバリウム外壁を長持ちさせる2つのコツ

 

ここではガルバリウム外壁を長持ちさせるコツを2つ紹介します。

1.定期的な掃除

1つめは定期的な掃除です。

定期的に掃除を実施し、汚れや藻などを取り除いておくと錆の抑制につながります。汚れや藻などは雨水を滞留させる原因となり、錆が発生しやすくなるため注意しましょう。

注意点として、自身の手が届く範囲の掃除にとどめておき、手が届かない範囲は危険なためプロの業者に依頼してください。

2．定期的な塗装メンテナンス

塗装メンテナンスの目安として、ガルバリウム鋼板の場合は10～15年を想定しておきましょう。あくまでも目安なため、外壁の場所や製品や住まいの周辺環境によってメンテナンスの周期は異なります。

自身での判断が難しい場合は、プロの業者と相談しましょう。

 

まとめ

外壁素材で人気を集めているガルバリウム鋼板について紹介しました。
ガルバリウム鋼板はスタイリッシュな雰囲気で人気を集めている外壁素材です。

外壁はお家の印象を決める重要な要素なため、自分の満足のいく素材・デザインはこだわりたい方は多いでしょう。

弊社はリフォーム専門会社で外壁リフォームの実績も豊富にあります。
外壁リフォームをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。